Case #1 : Alfa Romeo 田園調布店開店プロジェクト

試練 (Challenge):

1  ハンズオン企業改善で破綻した企業を買収し副社長として一人改善責任者として乗り込む 

2    徹底したコストカットと見直しをした後に、反転攻勢として新店舗を次々に開店していった。中でも、田園調布店は、企業として、ブランドとして真の旗艦店だった。(環八再激戦地) 

3    長年旗艦店だった本社ビルが老朽化そこで開店場所開拓から開始、ファンや社員の大反対

4    ビルオーナーが原状回復義務に厳しい横で、2階に穴を開け吹き抜けの大胆構図

5    Alfa トリノ本社からの執拗なデザイン要請/部材要請、交渉

6    パートナーとなったK氏との出会いと活躍、知見

物語(Story):

1    投資会社創業メンバーとして、案件開発、買収、一人乗り込む本格的ハンズオンを徹底して経験した3年であった。企業再建の相当部分を実際に体験し基礎力をつけたと思う。それまで財務よりの考え方だったかもしれないが、人事、営業、店舗開発、採用、人事評価、広告宣伝戦略等経験させてもらった。


2    東京環八は会社販売の激戦地であり、ほぼ外車ブランドの日本一はこの地区だった。富裕層と外車ファンが常に回遊する場所であった。この場所は死守せねばならないという社員、顧客から、移転などとんでもないという話であったが、いかんせん老朽化が激しかった。これは危険だという思いで、場所探しは常にやっていた。


3    偶然の素晴らしい出会いで、近所の旧食堂ビルオーナーと会って、移転交渉を行った。ライバルブランドもこぞって交渉にきていたが誠意を示して無事成約。田園調布駅から直線の徒歩圏内、自由が丘駅からも徒歩圏内という絶好の場所に開店を決行。


4    開店時の予算は投資会社内で厳しい審査だったが交渉役として審査通過。しかし、問題は、Alfa Romeoのトリノ本社からの厳しいデザイン要請と部材要請(ファサード仕様、タイルに至るまで輸入を当初要請)斬新な店舗デザインは、当時知り合ったK氏(会社創業者)から提案を受けて、仕様交渉と部材交渉はK氏が相当代行してくれた。


5    ビルオーナーが原状回復義務を強調されている横で、いきなり2階の床に穴を空けて唖然とさせながらも、独自の店舗仕様を施工してもらう。当時としては斬新な吹き抜けとなり2階は豪華な応接スペース、下に白タイル(赤いAlfaが似あう)のショールーム、外観は全面ガラス張りの豪華な店が登場し、社員/顧客には大絶賛の旗艦店となった。この店舗はアジア一、日本一販売台数を誇る店となった。

学び(Takeaway):

落下傘部隊のように1人ハンズオン企業再建3年での黒字化は物語だらけ